大阪・関西万博への修学旅行等の見直しを緊急に申し入れました

お知らせ

大阪・関西万博への修学旅行等の見直しを緊急に申し入れました

メタンガスの発生などで不安視される大阪・関西万博への修学旅行を、生徒の安全確保最優先の観点から見直しを行うよう、2025年4月17日に教育長へ緊急要望をおこないました。
要望書全文は以下の通りです。

【要望書全文】

千葉県教育委員会
教育長  杉野 可愛 様

2025年4月17日

日本共産党千葉県議会議員団

日頃より、子どもたちの教育環境充実のために尽力いただき、感謝申し上げます。

 4月13日に開幕した2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では、ガス爆発の危険など、安全対策の不備が繰り返し指摘されています。昨年3月のメタンガスの爆発事故、今年4月4日のパビリオン内の火災、さらに4月6日には、グリーンワールド工区にてメタンガスの燃焼・爆発の下限界の5vol%を超える検知があり、消防隊が出動する事態となりました。万博会場の夢洲は大阪市のゴミ最終処分場として、ダイオキシン、PCBを含む有害物質や下水汚泥で埋め立てられた人工島であり、メタンガスの発生で爆発事故の可能性を排除できません。子どもたちの命を危険にさらすことは断じて許されません
 さらに、大規模災害や熱中症対策、食事休憩場所の確保、雨天時の対応への懸念が広がり、大阪府内をはじめ万博の遠足参加を見送る自治体が増えています。県内でも、メタンガスの問題やパビリオンの未完成状況など、下見を踏まえ検討した結果、生徒の安全性が担保できないことや充実した修学旅行にする上で諸問題があることから、行先を変更する学校が出ています。

 このような状況のもと、千葉県立高校12校で、修学旅行の行程に万博を入れています。修学旅行は「教育の一環」です。学校の安全配慮義務が果たせない恐れがある以上、万博を修学旅行の行き先とすることはやめるべきだと考え、下記について強く要求します。

大阪・関西万博を修学旅行の行き先としている学校に、生徒の安全確保最優先の観点から見直しを求めること。

以上

OLYMPUS DIGITAL CAMERA