国にオスプレイの運用停止を要請するよう求める緊急申し入れを行いました
12月1日、加藤英雄、丸山慎一、浅野ふみ子、みわ由美の各千葉県議と、さいとう和子元衆院議員は熊谷俊人知事あてに、日・米オスプレイの運用停止と撤去を国に要請するよう緊急申し入れしました。
【申し入れ全文】
千葉県知事
熊谷俊人 様
国にオスプレイの運用停止を要請するよう求める緊急申し入れ
2023年12月1日
日本共産党千葉県議会議員団
11月29日、アメリカ空軍のオスプレイが鹿児島県の屋久島沖に墜落しました。8人が搭乗し、そのなかの一人は死亡が伝えられています。他の搭乗員の安否は不明ですが、救助のために全力を注ぐことが求められます。
同時に、オスプレイはこの間、立て続けに墜落事故を起こしており、緊急の対策が求められます。昨年3月にはノルウェーで墜落して乗っていた4人全員が死亡、6月にはアメリカ・カリフォルニア州で墜落し5人が命を落としています。さらに今年8月、オーストラリアで墜落して3人が亡くなりました。アメリカ軍はカリフォルニア州での事故について、クラッチに原因不明の不具合が生じる現象が原因だと断定し、機体の構造的欠陥によるものであることが明らかになりました。
今回の事故も原因の解明が必要ですが、現地は晴天で風もない穏やかな状態であったことや、エンジンから火を吹いていたという目撃情報などから、機体の不具合が原因であることが推察されます。
もはやこれ以上、危険なオスプレイを住民の頭上に飛ばさせるわけにはいきません。防衛省は、アメリカ軍に対して安全性を確認してから飛行させるよう要請したことを明らかにするとともに、陸上自衛隊のオスプレイについても、事故の状況が明らかになるまで、飛行を見合わせると表明しました。これは当然の措置ですが、これまで墜落しても「安全が確認された」としてオスプレイを運用し続けてきたアメリカ軍や防衛省の姿勢が今回の事故の背景にあるのは明らかです。いまやるべきなのは、オスプレイの構造的な欠陥を認め、運用そのものを中止し、配備を撤回することです。
よって、緊急に以下の内容を申し入れるものです。
- 事故原因が明らかになるまで、陸自オスプレイの運用見合わせを継続するよう国に要請すること。
- アメリカ軍のオスプレイについても同様の措置をとるよう国を通じて要請すること。
- オスプレイの運用そのものを中止するよう国に求めること。
- オスプレイの配備撤回を国に求めること。
以上