県議、副知事らによる「宴会」週刊誌報道について、調査と責任を明らかにすること等を議長に申し入れました
日本共産党千葉県議団は12月21日に、週刊ポスト1月1・7日号にて報じられた「宴会」について、事実関係を調査するとともに、責任の所在を明らかにすることなど申し入れを行いました。
申し入れ全文は以下の通りです。
千葉県議会議長 信田光保 様
2021年12月21日
日本共産党千葉県議会議員団
県議および副知事らによる「宴会」に関する週刊誌報道についての緊急申し入れ
週刊ポスト1月1・7日号によれば、12月定例千葉県議会開会中の今月9日、自民党、立憲民主・千葉民主の会、公明党の県議、無所属県議、および副知事・幹部職員ら30名近い人たちが参加して、千葉市内の焼き肉店を貸し切り、「宴会」を開いた、とのことである。同誌は「飲み会」は18時頃にはじまり、「男女の笑い声が店外の道路にまで響き渡り、マスクを外して会話する県議や、何度も席替えする様子が窓越しに見える」「4時間ほど盛り上がった飲み会」「さながら超党派の忘年会のようだ」と伝え、さらに一部のメンバーは〝2次会〟で深夜24時頃までマスクを着用せずにカラオケに興じ、その店は「飲食店感染防止基本対策確認店」ではなかった、としている。
これが事実ならば、いまだ新型コロナウイルス感染拡大収束の見通しが立たず、新たな変異株であるオミクロン株による「第6波」の不安が高まっているもとで、県民は、呆れ果て、県議会および県執行部にたいする不信が頂点に達することは疑いない。
そもそも11月25日の県新型コロナウイルス感染症対策本部会議でも、「3つの密」の回避、「人と人との距離の確保」「マスクの着用」などの基本的な感染対策の徹底をよびかけている。また飲食時、会話の際のマスク着用、食事は短時間で、深酒をせず、大声を出さない等を注意喚起している。
これらの感染防止対策への協力を県民に求めておきながら、同対策を率先して実践し、模範となるべき県議や副知事・幹部職員自らがそれを踏み破るようなことは、言語道断である。感染防止対策に対する県民の理解・協力にも支障が生じることは避けられない。
参加した一部の議員は「軽率で不適切であった。深く反省している」とのことであるが、事柄は極めて重大であり、その責任は重く、厳しく問われなければならない。
よって、以下の事項について、議長の責任において速やかに対処いただきたく、緊急に申し入れるものである。
【緊急申し入れ事項】
1.週刊誌報道の内容が事実かどうか、調査し、その結果を公表すること。
2.仮に事実ならば、その経緯と責任の所在を明らかにすること。
3.再発防止策を講じ、徹底すること。
以上