オスプレイの「暫定配備」に関する申し入れ(2019/5/29)

千葉県知事 森田健作様

オスプレイの「暫定配備」に関する申し入れ

2019年5月29日   日本共産党千葉県委員会
           日本共産党千葉県議会議員団

 5月24日、原田憲治防衛副大臣が木更津市を訪れ、渡辺芳邦市長にたいして陸上自衛隊木更津駐屯地へのオスプレイ「暫定配備」を公式に要請した。千葉県にたいしても大臣官房から同趣旨の要請が行われた。
 そもそもオスプレイは世界各地で墜落事故を起こしている危険な軍用輸送機で、すでに米軍が配備している普天間基地(沖縄県)でも横田基地(東京都)でも住民の反対の声が大きく広がっている。このオスプレイを木更津駐屯地に「暫定配備」することは、周辺住民を墜落などの危険にさらすことになる。しかも一たび配備されれば、出撃拠点として実践的な訓練が毎日行われることになり、面談後の記者会見でも訓練場所として陸上自衛隊習志野演習場があげられるなど、県内全域に墜落の危険性がおよぶことになる。県民に命の危険をもたらすオスプレイの配備は絶対に認められない。
 防衛省は、木更津駐屯地への配備について「暫定」としているが、「いつまで」という期限は示されなかった。防衛省が本来の配備先としている佐賀空港では、反対を掲げる住民世論のまえに依然として必要な用地購入の目途もたっていない。こうした状況を見れば「暫定」は言葉だけであり、事実上、恒久配備化するのは目に見えている。
 千葉県民の安全を確保するのは千葉県知事の責務であり、防衛省に配備方針の撤回を求めるよう強く要請する。
 同時に、オスプレイの危険性は、沖縄でも東京でも佐賀でも同じであり、千葉県として「日本の空にオスプレイはいらない」という立場に立ち、全国の自治体と連携して国に配備撤回を求めるよう要望する。
 こうした重大な問題について防衛省は、これまで千葉県や木更津市からの問い合わせにも、具体的な説明を求める住民団体からの要望にたいしても、「何も決まってない」との回答を繰り返してきた。その一方で、県も苦言を呈しているように地元への説明がないうちから報道が先行してきた。住民に背を向けた防衛省のこうした姿勢は極めて重大だと言わざるを得ない。千葉県としてもこうした防衛省の姿勢を正すために厳しく抗議すべきである。

 以上、申し入れるものである。