幕張メッセでの「武器見本市」開催の中止を求める決議(案)(2019/5/15)

 「幕張メッセ」を会場にして「武器見本市」が開催されることについて、県民から厳しい批判の声が上がっている。
 同施設で今年6月17日から19日まで防衛装備技術国際会議・展示会(MAST Asia 2019)が開かれ、同じく11月18日から20日まで総合防衛・セキュリティ展示会(DSEI Japan)が行われる。この催しは「武器」の商取引をする国内外の軍需産業に多額の利益をもたらすことは云うまでもない。
 そもそも「武器」の使用は、戦争や武力紛争の際に、戦闘員、非戦闘員を問わず、人を傷つけ、人の命を奪うものである。「武器見本市」の開催は、武器の使用を奨励することになり、国際紛争を解決する手段として戦争や武力の行使を禁じている憲法の立場に反するのは明らかである。
 その憲法をよりどころにしている地方自治体の千葉県が、県有施設を「武器見本市」の会場に提供することは断じて容認できない。このまま同施設の使用を認めれば、地球上において、いまなお絶えることのない宗教や民族間の対立などによる武力紛争の助長に事実上加担するものと言わざるを得ない。
 また、千葉県日本コンベンションセンター国際展示場設置管理条例第2条に記載されている「本県の産業の振興及び文化の発展を図るとともに、本県の国際化に資するため」との設置目的とも相容れない。
 さらに、千葉県議会が決議した「非核平和千葉県宣言」では「国際社会の理性を信頼し全世界の協力により、戦争という手段によらずに紛争を解決する道を追求するものである」としており、同施設での「武器見本市」は、この宣言とも両立しない。
よって本議会は、幕張メッセでの「武器見本市」開催の中止を求めるものである。

以上、決議する。

※なお、上記決議案は臨時議会では審議されませんでした。