千葉県教育庁の議会軽視に対して厳正な対処を求める申し入れ(2014/09/11)

千葉県議会議長 阿部 紘一 様
2014年9月11日 日本共産党千葉県議会議員団

一、日本共産党千葉県議団は、この間、県教育庁指導課に対して、同課教育課程室長名で本年8月4日に関係高等学校長あてに発出した「事務連絡」に関する資料を求めてきた。
 この文書は、2015年度使用教科書について、実教出版の「高校日本史教科書」を選定した県立高等学校の校長に対して、各校長があらかじめ県教育長に提出していた当該教科書の選定理由書について、「採択のための説明が不十分」などとして理由書の出し直しを指示したものであり、昨年11月20日の「平成26年度使用高等学校用教科書の採択結果について(通知)」を踏まえた資料の提出を求め、さらには「ヒヤリング」を実施することまで通告するというものである。
 わが党は、再三にわたり、,海諒現颪鯣出した学校数、追加資料等を提出した学校数、ヒヤリングを実施した学校数を明らかにするよう求めたが、同課は「時限秘」だとして、いまだに応じていない。

一、同課は、明らかにしない理由として、千葉県情報公開条例第8条第5項に規定さている「公にすることにより、率直な意見の交換若しくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれ」なるものを持ち出してきたが、しかしこれは、同条例の規定の恣意的な運用であり、断じて容認することはできない。
 わが党が求めているのは、文書を発出した学校の名前や、追加資料の内容、ヒヤリングした学校の名前ではなく、学校の数である。この数字を明らかにしたことにより「中立性が損なわれる」などということは到底考えられない。わが党は、同課に対して、数字を明らかにすると、なぜ、中立性が不当に損なわれるのか、その根拠を明確にするよう繰り返し迫ったが、遂に納得できる説明はなされなかった。

一、同課の今回の対応は、はなはだしい議会軽視であり、断じて許されない。二元代表制のもとで、そもそも県議会および議員は県民からの負託を受けて、行政を監視・点検するという重大な責務を負っている。行政のこのような対応を放置するなら、議員の責務は果たされず、議会の機能は、根本から損なわれることになる。
 よって、わが党は、県議会を代表する貴職が、議会の権限を守り、議会機能の十全な発揮を確保するために、県執行部に対して、議員・議会の求める情報開示に最大限応じるよう、また、恣意的な情報隠しが行われることのないよう、厳重に申し入れしていただきたく要請する。
以上