千葉国体開会式での「ブルーインパルス」の飛行中止を求める申し入れ(2010/8/25)

千葉県知事 森田健作 様

               2010年8月25日 日本共産党千葉県議会議員団

 第65回国民体育大会(千葉国体)の開会式に、航空自衛隊宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」(ブルーインパルス)が参加することが明らかになった。
 県の説明では、9月25日に千葉マリンスタジアムで行われる総合開会式式典において、会場上空を編隊飛行する、とのことである。同飛行隊が国体に参加するのは、1965年の岐阜国体以来である。
 ブルーインパルスは、自衛隊行事などで6機のT−4ジェット機がアクロバット飛行(曲技飛行)を行う専門の飛行隊で、航空自衛隊の存在の宣伝を任務としている。
 アクロバット飛行(曲技飛行)は、極めて危険な行為であり、同飛行隊は1960年に発足して以来、たびたび事故を起こしている。1982年に浜松でパイロット1名が殉職、住民12人が負傷する大事故を起こした。1991年には金華山沖に2機が墜落、パイロット2名が殉職し、2000年にも2機が墜落し、パイロット3名が殉職している。
 国体開会式会場である千葉マリンスタジアムは、高層の住宅、ホテル、オフイスビルなどが建ち並ぶ幕張新都心の一画にある。その周辺および当日の予定飛行ルートも、その大半が人口密集地の上空である。万一事故が起きれば、取り返しのつかない大惨事をもたらすことは明白である。参加者および住民の安全の上からも、編隊飛行の実施は到底、容認することはできない。
 そもそもブルーインパルスの曲技飛行は、国民へのPR活動にとどまらず、6機編隊による急上昇・急下降・急旋回などを繰り返すことにより、戦闘技能の修錬の一環となっている。これは事実上の軍事演習に他ならない。
 わが国のスポーツの祭典である国体の場に、このようなものを持ち込むことは、多くの県民やスポーツ愛好者の国体を歓迎する気持ちに、水を差すものである。開催県として、その見識が疑われると云わざるを得ない。
 わが党は、千葉国体が真にスポーツの祭典として、実りある成果をおさめることを願い、ブルーインパルスの飛行中止を求めるものである。

                                     以上