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 【2018年6月県議会】日本共産党 寺尾さとし議員代表質問への答弁、2回目の質問・答弁、3回目の質問 2018/06/20)

◯知事(森田健作君) 共産党の寺尾賢議員の代表質問にお答えいたします。
 まず政治姿勢についてお答えいたします。
 公文書の管理や国会答弁等に関する御質問でございますが、公文書を改ざんし、それを国会等に提出するようなことなどはあってはならないことであり、民主主義の根幹を揺るがしかねない極めて不適切な取り扱いであると認識しております。
 朝鮮半島と北東アジアの平和と安定に対する我が国の貢献についての御質問でございますが、国際社会の平和と安定は世界の人々の強い願いでございます。国は正義と秩序を基調とする国際平和を希求し、さまざまな外交努力を積み重ねてきているものと認識しております。
 次に、成田空港の機能強化についてお答えいたします。
 昨年6月以降の説明会で出された住民の声をどのように受けとめているのかとの御質問でございます。住民説明会においては、深夜・早朝時間帯の航空機騒音への不安や地域振興策の早急な提示を求める意見が多く寄せられたところでございます。県ではこうした住民の意見を重く受けとめ、本年1月末に地元9市町とともに国土交通大臣及び空港会社社長に対し、夜間飛行制限緩和の問題、航空機騒音対策の拡充、騒防法による区域設定への対応などについて、さらなる検討を求めたところでございます。
 再見直し案について、住民の理解と協力を得られたという認識なのかとの御質問でございます。空港周辺市町では、地元の声を踏まえて提示された夜間飛行制限の変更や騒音対策の充実などに関する再修正案を議会等へ説明した上で、さらなる機能強化を受け入れることといたしました。県では、こうした地元市町の判断を尊重し、今回の機能強化策に合意したものでございます。
 C滑走路建設による横芝光町の新たな騒音被害に関する2問については関連いたしますので、一括してお答えいたします。さらなる機能強化で横芝光町が住民の生活環境の面で特に大きな影響を受けることは、県としても認識しております。今回の合意では、県や市町の要請を踏まえ、国、空港会社では防音工事エリアの拡大など騒音対策の充実に努めることとされています。県では、国、空港会社などと連携して横芝光町を初めとする周辺地域の騒音対策に取り組むとともに、横芝光町の要望を踏まえ、地域振興にしっかりと取り組んでまいります。
 現行の飛行時間に関する3問については関連いたしますので、一括してお答えいたします。現行の飛行時間に関する取り決めは県においても大変重いものであると認識しており、このため、提案された夜間飛行制限の変更について地元市長・町長とともに、2度にわたり国、空港会社に要請を行いました。その結果、空港会社から騒音下住民の生活環境の保全に配慮し、C滑走路供用開始後も現行と同じ7時間の静穏時間を確保する再修正案が提示され、四者協議会において合意したところでございます。なお、現行の飛行時間は、取り決め時の羽田空港の飛行時間を参考に、国際空港としての性質を考慮して設定されたものでございます。
 次に、県立病院についてお答えいたします。
 循環器病センターに係る地元からの要望書などに関する御質問でございますが、いただいた要望書などについては、地域における循環器病センターの役割に対する期待として重く受けとめております。
 次に、小規模事業者の振興についてお答えいたします。
 小規模企業の現状についての認識と事業者数の維持に係る御質問は関連しますので、一括してお答えいたします。小規模企業は地域住民に身近なサービスを提供する業種が大半を占め、地域の重要な生活基盤となっていますが、現状では経営者の高齢化等に伴い休廃業が増加しております。事業者数の減少は地域の活力低下につながりかねないことから、小規模企業の経営基盤を強化していくことは重要な課題であると認識しているところでございます。そこで、第4次ちば中小企業元気戦略では、小規模企業の振興を重要な柱として新たに位置づけたところであり、事業承継への支援等、小規模企業の持続的な発展を図るための施策を着実に推進してまいります。
 次に、千葉交響楽団についてお答えいたします。
 千葉交響楽団が千葉の文化向上のために果たしてきた役割についての御質問でございますが、千葉交響楽団は昭和60年4月設立以来、これまで33年間にわたり定期公演、学校音楽鑑賞教室、県民芸術劇場、千葉・県民音楽祭などを通じ、本県の文化振興のために大きな役割を果たしてきたものと考えているところでございます。
 私からは以上でございます。他の質問につきましては副知事からお答えいたします。

◯説明者(高橋 渡君) 私からは、まず、憲法9条の改正案についての2問について、関連しますので、一括してお答えいたします。憲法の問題については、国民の声を代表する機関である国会において国民各層の意見を十分踏まえながら議論されるべきであると考えております。
 千葉県弁護士会の決議についての御質問でございます。憲法の問題についてはさまざまな意見があると承知しており、国会において広く国民的な議論のもとに検討されるべきものと考えております。
 オスプレイの整備と配備についての御質問でございます。一般論としては、機体の整備は安全性を確保するために行われるものに対し、機体の配備はそれぞれの部隊の目的に応じて行われるものであり、訓練の有無など、おのずから違いがあるものと認識しております。
 オスプレイの暫定配備についての2問は関連しますので、一括してお答えいたします。暫定配備に関する報道を受け、県から防衛省に確認したところ、何ら決定した事実はないとの回答があったところでございます。
 オスプレイの安全性についての御質問です。オスプレイの国内への導入については、国が安全保障について総合的に考慮し、責任を持って判断したものと考えております。県としては、これまでも国に対してオスプレイの徹底した安全対策を重ねて要請してきたところであり、今後も引き続き求めてまいります。
 次に、花見川の河川敷整備についてお答えいたします。
 県として後押しすべきとの御質問でございます。河川に対するニーズが多様化する中、国においては水辺の利活用による地域活性化を推進する制度が整備されております。花見川についても、千葉市から具体的な提案が出された段階で、関係部局と協議の上、必要な支援を行ってまいります。
 花見川について千葉市と協議を行うべきとの御質問でございます。草刈り、街灯の電源確保、水洗トイレの設置等、地元からの要望を踏まえた具体的な提案が千葉市より出された段階で、河川管理者として協議してまいります。
 私からは以上でございます。

◯説明者(滝川伸輔君) 私からは県立病院の充実などについて30問にお答えいたします。
 まず、県立病院の充実についてお答えいたします。
 循環器病センターのあり方検討に関する御質問ですが、循環器病センターにつきましては、県民が安心して医療を受けられることが重要であるという認識のもと、診療体制の維持、確保に全力を挙げているところです。
 循環器病センターにおける救急患者に対応する医師の配置に関する御質問ですが、循環器病センターでは、新たに6名の非常勤医師を採用するなど、脳卒中の患者への対応に努めているところです。
 佐原病院の病床数等に係る御質問と建てかえに係る御質問は関連しますので、一括してお答えします。佐原病院が香取地域における中核病院として担っている地域医療の役割を果たせるよう医師の確保に努め、救急医療、在宅医療などの診療体制充実を図るとともに、喫緊の課題である耐震性確保に取り組んでまいります。
 医師確保についての2問は関連しますので、一括してお答えします。佐原病院も含めた県立病院において引き続き医師確保を図る必要がございます。そのため、大学への医師派遣要請、臨床研修プログラムの改善などに加え、今年度から民間人材紹介会社を利用した医師確保の拡大やインターネットを活用した医師募集広報の充実を図ることとしており、引き続き病院と病院局が連携して医師確保に努めてまいります。
 県立病院の今後の方向性についての御質問ですが、県立病院の将来の方向性及び担うべき医療機能については、県保健医療計画や県立病院新改革プランに示されており、これらに沿って県立病院の役割を果たせるよう努めてまいります。
 次に、保育についてお答えします。
 千葉県子ども・子育て支援事業支援計画に係る目標についての御質問と保育ニーズの実態調査についての御質問は関連しますので、一括してお答えします。このたびの千葉県子ども・子育て支援事業支援計画の中間見直しでは、各市町村が把握した今後の保育需要をもとに、待機児童解消に必要となる保育所等の整備計画数と保育士数を当初計画から引き上げて目標を改定したところです。県としては、この計画に基づき保育の実施主体である市町村と連携して、平成32年度までの待機児童の解消を目指して保育の受け皿整備をさらに加速させてまいります。
 保育士の処遇改善に関する御質問ですが、保育士確保・定着促進のためには給与の底上げが必要であると認識し、給与に上乗せ補助を行う千葉県保育士処遇改善事業を昨年10月から行っています。しかし、同事業は保育士確保についての県内の厳しい状況を考慮して緊急的に創設したものであり、本来、保育士の処遇改善については国において公定価格の引き上げなどにより取り組んでいただくべきものであると考えることから、引き続き国へ要望してまいります。
 企業主導型保育に関する2件の御質問と待機児童の解消についての御質問は関連しますので、一括してお答えします。少子高齢化の進展や就労形態の多様化など子供を取り巻く環境は変化しており、企業主導型保育を含めてさまざまな保育ニーズへの対応が求められているものと考えています。県としては、多様な保育ニーズを踏まえた千葉県子ども・子育て支援事業支援計画に基づき、保育の実施主体である市町村と連携しながら受け皿整備を加速させ、待機児童の解消を図ってまいります。
 協議会に関する御質問ですが、先般、子ども・子育て支援法が一部改正され、都道府県は保育需要に対応する市町村の取り組みを支援するため、関係市町村等により構成される協議会を組織することができるとされたところです。協議会については、現在、市町村の御意見を伺っているところであり、設置するかどうかも含め、今後検討してまいります。
 次に、若者への就労支援についてお答えいたします。
 若い世代の正規雇用の拡大に係る雇用情勢と若者の正社員化の促進に係る認識についての御質問は関連がありますので、一括してお答えいたします。雇用情勢は改善傾向が続いていますが、正社員での求人が十分でないこと、新卒時に非正規の職につくと、その後の正社員化が難しいことなど、若者にとっては厳しい状況があります。非正規雇用については雇用が不安定であること、賃金が低いこと、能力開発の機会が少ないことなどが指摘されており、将来を担う若者の正規雇用の拡大は重要な課題であると認識しております。
 ジョブカフェの役割、意義に関する認識と予算額についての御質問は関連がありますので、一括してお答えいたします。ジョブカフェちばは若者の就労及び中小企業等の人材確保に対する支援の拠点であり、就労相談から職業紹介までの各種サービスをワンストップで提供するとともに、中小企業等に対して採用に関する相談、助言などを実施しています。リーマン・ショック後には雇用機会の創出などを目的とした国の基金事業を活用し、地域へ出向いてセミナー等を実施してきたところです。基金事業は平成26年度で終了しましたが、その後も若者の就労支援の重要性から、県単独事業の事業規模は引き続き維持をしております。
 ジョブカフェ出張版の復活や常磐線沿線への設置についての御質問ですが、ジョブカフェちばでは、基金事業を活用して実施していた出張版と同様に、県内の各地域において就活セミナーや企業説明会などを開催しており、平成29年度は22の市町や大学など11校と連携して実施したところです。現在、ジョブカフェを新たに設置する予定はありませんが、市町村や学校へ積極的に働きかけを行い、より多くの若者への就労支援に努めてまいります。
 次に、小規模事業者の振興についてお答えします。
 小規模事業者向けの新規予算についての御質問ですが、平成30年度においては、特に小規模企業にとって大きな課題である事業承継について、新たにプロジェクトマネージャーの配置や融資制度の創設を行いました。また、地域住民に活動が知られていないという意見に応え、学校教育と連携し職場体験等を通じて、中小企業、小規模企業の魅力を発信する事業も新たに行うこととしています。このほか、経営基盤の弱い小規模事業者が通常の事業資金より低利で借りられる資金の融資枠を1,250万円から2,000万円に拡大する等、これは拡充でございますが、支援の充実を図ったところです。
 小規模事業者からの要望への対応についての御質問ですが、第4次ちば中小企業元気戦略の策定に当たっては、地域勉強会等を28回開催するなど中小企業から直接御意見、御要望を伺い、多くの施策に反映させたところです。PR等による販路拡大への支援の要望については、展示会出展費用の助成や商談会の開催、インターネットを活用するためのIT専門家の派遣等を行うこととしています。
 商店街に関する補助制度についての計4本の御質問は関連しますので、一括してお答えします。商店街に係る活性化のための補助制度については、商店街の魅力向上のための看板の新設、改修等の施設整備について補助の対象としています。また、商店街が行う創意工夫のあるイベントはもとより、宅配サービスの実施も含めソフト事業等も幅広く補助の対象としております。これらの補助制度は商店街の活性化に向けた意欲的な新しい取り組みを促すことを目的としており、単年度の補助を基本としています。今後とも市町村との役割分担や商業環境の変化等を勘案し、より効果的な補助制度となるよう適切に取り組んでまいります。
 次に、千葉交響楽団についてお答えいたします。
 学校音楽鑑賞教室に関する2問については関連しますので、一括でお答えいたします。学校音楽鑑賞教室は、オーケストラの生の演奏を聞く機会を提供することにより芸術活動への参加の機運を醸成し、児童生徒の豊かな情操を養う上でとても大切なことと考えております。また、学校音楽鑑賞教室の実施に当たっては、市町村等の要望を把握した上で実施しており、現在全ての御要望に応えて実施しているところです。
 楽団員の給与面の待遇についての御質問ですが、楽団員の給与については、楽団員や音楽専門家を交えて議論を重ねた結果、出来高払い制を導入し、金額についても財団と楽団員間において合意されたと聞いております。千葉交響楽団においては、楽団員の収入をふやすためにも多くの依頼演奏ができるよう、企業や団体等への働きかけを行っているとのことです。
 楽団に対する財政支援に関する2問については関連しますので、一括でお答えいたします。平成28年4月策定の公社等外郭団体の改革方針において、県の方針でございますが、千葉交響楽団については、収入源の増加と徹底した経費の見直しによる県依存型経営からの速やかな脱却とされたところです。現在、千葉交響楽団では、経営改善計画に基づき経営基盤の安定化に努めているところであり、楽団員の給与や事務局体制についても、その中で検討されるべきことと考えております。県としては、引き続き必要な指導助言を行ってまいります。
 私からは以上でございます。