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 【2017年2月県議会】日本共産党 岡田幸子議員代表質問への答弁、2回目の質問・答弁、3回目の質問(2017/02/08)

◯岡田幸子君 御答弁いただきました。再質問をいたしますが、行政というのは住民の声や願いをどれだけ聞き取り、その実現に向けて努力するかが問われているんです。私は、どの答弁もそうはなっていないし、国や財界の言いなりだとしか言いようがないと思いました。知事の政治姿勢では、それが顕著だと思っております。
 まず問いたいのは、オスプレイの整備拠点化です。知事は、万全の措置を要望しているというふうにお答えになりました。しかし、事故の危険性や騒音の被害、これについての多くの住民の不安、これで本当に解消されるんでしょうか。昨年12月に沖縄で起きた墜落事故の全容について、国会で論議がありました。稲田防衛大臣は、米軍から情報提供を受けていると答弁し、飛行再開は合理性が認められるなどと言いましたが、航空自衛隊トップの杉山幕僚長の記者会見では、事実関係が米軍から公開されていないと述べているんです。防衛省とこの会見とが全く矛盾しているではありませんか。こういった国に対して要望をしているというだけでいいんでしょうか。また、オスプレイは同じ日の夜に基地内で胴体着陸を起こしているし、ことしの1月30日にもイエメンで墜落事故を起こしているんです。
 これから伺いますが、事故の全容が明らかにされないままにオスプレイの飛行再開などとんでもないと知事は思いませんでしょうか。お答えください。少なくとも全容が明らかになるまでは、整備拠点化の中止を求めるべきだと思いますが、知事としてのお答えをお聞かせください。
 森田知事が侵略戦争を美化するという特異な歴史観を持っていることについても伺いました。知事は、毎年8月15日に靖国神社に参拝をしています。その神社は、さきの戦争を大東亜戦争と呼び、自存自衛の戦いであったと侵略戦争を美化しているんです。その知事のもとで、先ほどもお話ししたように県立中学校に歴史をゆがめる、侵略戦争を美化する育鵬社版の歴史教科書の採択が強行されました。そしてさらに、国旗、国歌の記述が気に入らないからとして、実教出版高校日本史については選ぼうとする学校に対して追加資料を出させたり、県庁に呼び出したり、授業を監視させたりと、異常な介入を繰り返しました。これを混乱させないと言ってきたわけですが、混乱の事実はないということを前も教育長は言っておりました。これまでの県教委のやり方で混乱をさせられたのは、むしろ学校現場でした。
 伺います。教育長が問題にした記述は、新課程の教科書にはもうありません。来年度の採択からはこのような介入は行わないと明言できますでしょうか、お答えください。
 次に指摘したのは、これまでの巨大開発の浪費、その一方で県民の暮らしの実態や住民の願いには目をつむり、耳をかさない姿勢です。「くらし満足度日本一」と知事は言い続けておりますが、本当にそうなっているかというところです。子供の医療費の助成について、全国的に見ておくれていないということを以前にもお聞きしましたけれども、とんでもないことだと思います。今、全県54市町村会からも、毎年毎年県で中学3年生まで拡大してほしいという要望が来ています。
 伺いますが、この声をどう受けとめているのか、真摯に応えるべきではないでしょうか、お答えください。
 定時制高校の夜間給食についてです。検討チームをつくって検討しているというお答えでした。この検討、今5校の貧困世帯の生徒約220人に対して1食200円の補助をするといって来年度810万円が計上されました。わずか200円ではあっても、必要だと県教委も判断したものだと思います。
 伺いますが、定時制に通う生徒の家庭は生活に苦しい家庭だと県教委も認めざるを得なかったのではありませんか、お答えください。それなのに、なぜ試行的廃止に固執するんでしょうか。検討しているということですが、もちろんこの検討の中には復活ということも入っておりますよね。そのことを明確にお答えください。
 子供の貧困の連鎖を断ち切るための施策である給付制の奨学金制度について、知事は、国が行うことだという答弁で県では行う予定はないというようなお答えでした。県内の学生の実態に目を向けない県の姿勢が本当に明らかだと思いました。先ほど御紹介したアンケートの自由記入欄からは、学生たちの厳しい実態が浮かび上がっています。ある女学生は、奨学金の借りる額を抑えている、生活費を稼ぐため長時間のバイトで勉強も課題もやり切れない、疲れで学校も遅刻してしまうと答えているんです。これでは学ぶ意欲もなくなってしまいます。
 伺いますが、こういった県内の学生の声をどのように受けとめるんでしょうか。また、国任せではなく県として行うべきだと思いますが、重ねて伺います。
 住民の願いにどう耳を傾けるかという視点から見ますと、新井総合株式会社については本当に顕著だと思います。県は、事業者から第3期計画の申請を受理したわけですが、地元の理解は全く得られていません。県の要綱の中にある地域住民との合意、また市町村の環境保全への適合について、当然受理したんですけれども、それらが確認できないうちは第3期計画の許可はできませんよね。はっきりとお答えください。
 要綱の力、これはなかなか難しいというふうに前も御答弁いただきました。茨城県では、強制力のある条例の中に事前協議や住民との合意形成を盛り込んでいるんです。千葉県でも要綱ではなくて条例に盛り込み、強い姿勢を示すべきではないでしょうか、お答えいただきたいと思います。
 幾つかの点について伺いましたが、ここだけ見ても一目瞭然、「くらし満足度日本一」などとは到底言いがたい状況です。なぜこうなるかと言えば、税金の使い方や住民の声を大事にしない姿勢が間違っていると言えるのではありませんか。この間、森田知事のもとで聖域的に税金が投入されてきたのは、外環道路だとか圏央道、北千葉道路などの大型道路です。そして、今焦点になっているのが北千葉道路の市川─鎌ケ谷間の残り9キロメートルの8車線化です。千葉県の財界団体である千葉県経済協議会から出されている要望には、北千葉道路などの早期整備がうたわれていますが、これに対して県は、国と共同し積極的に調査を進め、早期に事業化するように取り組むと答え、実際にその方向で動こうとしています。まさに財界の利益のために動くという姿勢が明らかではありませんか。
 伺いますが、知事が言う「くらし満足度日本一」というのであれば、財界の利益中心ではなくて、県民の願いを実現する県政にすることが大事です。そのために、不要不急の大型道路や大型開発ばかりに予算をつぎ込むのではなくて、福祉や暮らし、教育をこそ重点にする、そのような予算編成の大転換を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 最後に2つ指摘をし、伺いたいと思います。
 1つは、地産地消と学校給食についてです。この学校給食については連携をしているというお答えでしたけれども、本当にそうなのか、もっともっとやることがあるのではないかというふうに思います。紹介した船橋市は、市場の卸売業とタイアップして学校給食青果部会をつくって、タマネギやニンジン、キャベツなど6品目について安定した価格で納入してもらう、そんな仕組みをつくっているんです。
 そこで伺いますが、千葉県としても農林水産部と教育庁がもっと連携して、生産者と学校給食現場のパイプ役となって、地元産品の安定した供給を行う必要があると思います。そのために、プロジェクトチームをつくるということが必要ではないでしょうか、お答えください。
 そしてもう1つが、赤レンガ建物の保存についてです。今のところ保存の方法は考えていない、大変残念な答弁です。文部科学省はこのままだと大事な文化財が残されないまま埋もれてしまうとして、登録文化財への財政的支援措置を強化し、また、管理を行う団体を指定することができるということも言っているんです。県のやり方いかんで赤レンガはまさに埋もれてしまう危機に今立たされているんです。県が先頭になって保存のための活用のプロジェクトを立ち上げ、県民と県行政の協働を呼びかけていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
 そして最後に知事、知事にはぜひ赤レンガの建物を見に市川市に来て、その価値を見ていただきたい。市やいかす会の人の話を聞いてほしい。きょうは傍聴の方々もその知事の姿勢を見に来ておりますが、いかがでしょうか。ぜひ御答弁ください。
 2問を終わります。

◯知事(森田健作君) オスプレイの定期機体整備についての御質問でございます。木更津駐屯地でのオスプレイの定期機体整備については、国が安全保障について総合的に考慮し、責任を持って判断したものと認識しております。国に対しては徹底した安全対策を求めた上で、自治体としても協力する必要があると考えております。

◯説明者(内藤敏也君) 私からは教科書、それから夜間定時制給食給付制奨学金、それから給食に関する質問についてお答えをいたします。
 まず、実教出版の教科書についてでございます。新課程の教科書には国旗、国歌等の記述はないがこのような介入は今後行わないと明言できるかとの御質問でございます。まず、平成29年度使用の実教出版の教科書につきましては、当該教科書については文部科学省が定めた新たな検定基準に基づいて検定が行われており、国旗、国歌の記述が削除されていることから、他の教科書と同様の扱いとすることとしております。平成30年度使用教科書については来年度判断をいたします。
 定時制高校の夜間給食に関してです。定時制高校の家庭は経済的に厳しい状況であることは認識しているかという御質問でございますが、定時制高校は全日制に比べて経済的に厳しい家庭の割合が高いことは承知してございます。
 それから、定時制高校について給食の廃止になぜ固執するのかとのことでございますが、県教育委員会といたしましては、定時制高校給食チームにおいて検討した結果の報告を踏まえ、県教育委員会として夕食費の一部補助を29年度予算案に計上したところであり、給食を取り巻く状況等も踏まえながら、引き続き丁寧に検証、検討を行ってまいります。
 それから、夜間定時制給食の検討について、復活するのかというようなことでございますが、検討チームにおいて引き続き丁寧に検証、検討を行ってまいります。
 それから、県として大学生を対象とした給付制奨学金について、学生の声を踏まえつつ県として行うべきだとの御質問でございますが、県としては、国に対して給付制奨学金の創設等を働きかけてまいったところでございます。県としては、大学生を対象とした給付制奨学金の創設は検討しておりませんが、国の新たな給付制奨学金制度が円滑に実施されるよう要望するとともに、今後の動向を注視してまいります。
 最後に、給食に関して教育庁と農林水産部がプロジェクトチーム等をつくる必要があるのではないかとの御質問でございます。食育の推進につきましては、次期食育推進計画に従いまして、教育庁、農林水産部等関係部局が一体となって連携しながら推進していくこととしております。学校給食における地場産物の活用については、各市町村、各学校の実情に応じて適切に判断しているものと認識しており、御指摘のようなプロジェクトチームの創設については考えてございません。

◯説明者(飯田浩子君) まず、子ども医療費の対象拡大を望む市町村の声をどう受けとめているかとの御質問でございます。県では、保健対策上特に重要と考えられる年齢層を対象に助成を行ってきておりますが、子供の医療費助成は統一した制度のもとに国、県、市町村が一体となって取り組んでいく必要があることから、県では国に制度の創設をあらゆる機会を通じて要望しているところでございます。県助成事業における対象年齢の引き上げについては、対象拡大の効果を検証しながら、国の動向を見きわめつつ総合的に判断してまいりたいと考えています。
 次に、県民の声に応えて赤レンガ建物を保存活用すべき、そこに向けて動き出すべきではないかという御質問でございます。現在、赤レンガ建物の利活用を希望する県部局はなく、県による利活用は見込めません。処分に向けて準備を進めてまいります。
 また、赤レンガに足を運ぶべきとの御質問でございますが、必要に応じ土地、建物を所管する当部において対応いたしてまいります。

◯説明者(吉添圭介君) 私からは環境行政に関する質問の再質問のうち2問にお答えいたします。
 まず、君津の第3期処分場の変更許可申請に許可すべきではないと思うが、どうかという御質問でございますが、君津市や住民団体等からさまざまな御意見、御要望があることは承知しております。県としては、第3期処分場の変更許可申請について、廃棄物処理法に基づき慎重に審査を行い、生活環境が保全されるよう努めてまいります。
 次に、地域住民合意などを条例に規定すべきではないかという御質問にお答えします。
 県としては、引き続き現在の要綱による指導をしっかりと行っていき、施設の適正な設置に努めてまいります。

◯説明者(野田 勝君) 私からは北千葉道路に関連しての御質問にお答えいたします。
 北千葉道路を初め、圏央道、外環道などの広域的な幹線道路の整備によりまして経済成長を持続させるための生産性の向上や、災害時における円滑な救命救急活動を可能とする防災力の強化が図られると思っております。加えまして、こうした幹線道路のネットワークの整備によりまして、地域の生活道路に入り込む交通を適切に処理し、通過交通の転換が図られることによりまして、地域の交通混雑の緩和や交通事故の減少にも寄与し、地域住民の方々にもメリットがあるものと考えております。県といたしましては、不要な事業を実施しているという認識はございません。

◯説明者(床並道昭君) 道路整備と巨大開発に関する質問にお答えいたします。
 県では、道路整備によります利便性の向上を生かしまして、工業団地の整備、また空き公共施設を生かした企業誘致など、県内の幅広い地域において産業の受け皿の整備を進めますとともに、県内各地で中小企業との意見交換会、こういうものを開催しまして、意見、要望をお聞きしながらさまざまな支援に取り組んでいるところでございます。

◯説明者(内藤敏也君) 先ほど私の教科書関連の答弁で、平成29年度使用教科書について新課程の教科書と申し上げましたが、改訂版の教科書の誤りでございました。訂正をさせていただきます。

◯岡田幸子君 どれをとりましても本当に情けないとしか言いようがありません。
 オスプレイに関しては、これはもう毎回毎回同じ答弁ですね。国会の中でああいうふうに答弁が違っている、中身が違っていて本当に原因究明ができていない、それでも国に要望していくでとどまっている、本当に残念なことです。
 そして、知事に答弁を求めた赤レンガ、これは本当に知事に見ていただきたい。そうしないと本当にその必要性がわかっていただけないと思いました。本当に残念です。
 それと、君津の条例化、この要綱でなく条例化にという話もしましたけれども、これは本当に必要だと思います。環境を守る、そして市の要望を聞く、きちんと対処していただければと思います。
 今回は千葉県政のあり方について伺いましたが、国言いなり、財界の声最優先、県民の願いや声には耳をかそうとしない県のあり方がよくわかりました。日本共産党は、住民と力を合わせて県政を刷新するために頑張ることを申し上げて、質問を終了いたします。