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 【2016年9月県議会】日本共産党 丸山慎一議員代表質問への答弁、2回目の質問・答弁、3回目の質問(2016/09/29)

◯丸山慎一君 再質問を行います。
 まず、憲法についてですが、知事は国会で議論されるべきであると、こういうふうにお答えになりました。しかし、今問題になっているのは、その議論するというそのこと自体なんですね。安倍総理大臣は憲法の議論について、どの条文をどのように変えるかに移っていると、前文から含めて全て変えたい、こういうふうに明言しています。今、国会で行われようとしている議論はこの上に立った議論で、憲法を変えないという、そういう選択肢を排除して、しかも自民党の改憲案をたたき台にして議論を進めようということになっているわけですよ。しかも、設置されている憲法審査会というのは、改憲原案だとか、改憲の発議だとか、そういうのを行う場として設置されています。今聞いているのは議論一般、話し合えばいいと、そんなことではなくて、改憲のための議論、自民党の原案をたたき台にした議論、こういう議論について知事はどう認識しているのか、これを聞いているので、はっきりとお答えいただきたいと思います。
 しかも、自民党の憲法改憲草案というのはもう本当に危険な中身がばらまかれています。国防軍を設置するという、それだけではなくて、緊急事態条項を導入して、総理大臣が緊急事態を宣言したら国会を通さなくても法律と同じような政令をつくれる、国会を通さなくても予算を自由に使うことができる、地方自治体に指示をすることができる、国民もその指示に従わなければならなくなる、まさに独裁体制を確立する条項が新たに導入されようという、こういう憲法の改定なんですよ。少なくとも、その中には自治権の問題も入っていますから、自民党の改憲原案の中にある自治権を制限する、自治体に指示をすることができる、この問題についてはやっぱり自治体の長として意見を言うべきではないですか、お答えいただきたいと思います。
 憲法で武力行使を禁じていることについてですが、知事は、憲法9条を読み上げていただきました。私は、憲法9条に何が書いてあるんですかと聞いたわけじゃないんですよ。そのぐらいのことは私も知っています。問題は、何で9条が武力の行使を禁止しているのか、それを聞いているんですよ。知事のお考えを聞いています。ぜひ答えていただきたいと思います。
 それからオスプレイについてですが、要望について、なされるものと確認しているというふうに言われましたが、そんな保証はどこにもありません。例えば、昨年5月にハワイで墜落をして2人亡くなっています。これについて昨年の11月、海兵隊自身がエンジンフィルターシステムの改良ということを提言しているわけですよ。つまり、今飛んでいるオスプレイは欠陥機で、この改良しなければならないと言っている、その問題点が改善されないまま飛んでいることになるわけですよね。海兵隊の少佐がハワイでの事故の後の記者会見で、このような事故は完全には避けることはできないと明言しているんですね。知事、こういうエンジンフィルターなどについて改善をされていない、そういうものが飛んでくる、そのことについてどうなのかということを聞いています。知事が国に要望している安全の確保など全くできていないと思いますが、再度お答えいただきたいと思います。
 建設労働者の賃金についてですが、設計労務単価が上がっても現場では全く上がっていないという状況を紹介いたしました。それに対して設計労務単価は積算で用いているものだと、現場はそれぞれ自主的にやっているんだなんていう、もう本当にのんきとしか言いようのない答弁がありました。問題は、なぜ設計労務単価を上げたのかということです。建設労働者が減っている、それで、先ほどの御答弁で若年労働者がどんどん減っているということをお認めになりましたが、その人たちを確保するために単価を上げているわけですよね。それが労働者の手に渡らなかったら何の意味もなくなるじゃないですか。だから言っているんですよ。県は、何のために設計労務単価を上げたんだとお考えですか、それをお聞かせいただきたいと思います。
 設計労務単価を上げて、その分が労働者に渡っていないとしたらどこに行っちゃったのでしょうか。ぜひはっきりとお答えいただきたいと思います。
 次に、東千葉メディカルセンターですが、最大の問題は、県がまるで人ごとだということです。自主的に運営できるようにしようなんて言っていますが、それ自体がもはや不可能なんですよ。11億7,000万円補助金を出したとかと言っていましたよね。この11億7,000万円は全部国のお金ですよね。国10分の10なんですよ。県は一銭もこの中で出していません。そんなことを挙げて県が努力しているようなことを言ったって、全くそれはごまかしです。実際に、この東千葉メディカルセンターの話は、東金病院の廃止から始まっているわけで、2004年3月の将来構想が出発点です。その中で、他地域のモデルケース的な役割を担っていくんだと山武地域について言っているんですよ。県がまさに推進をし、やってきた、その結果、今のような状態になっているんですから、指摘したように全ての責任は県にあります。しかも、県が試算をしたときに123億円でできますよと言っていたのが、実際には153億かかっているんですよね。何で膨らんでしまったのか、お答えいただきたいと思います。
 しかも、膨らんだ結果、医療機器の10億円は後に回し、IT機器の5億円についてはリースに変えてしまいました。変えざるを得ませんでした。この10億円については補助対象になっていたものを、県は外しています。何でこんなことをやるんですか。余計苦しませているじゃないですか。せめて補助対象にしていたものぐらいは補助すべきではないですか、お答えいただきたいと思います。
 それから、リハビリテーションセンターですが、これは知事に伺いたいんですが、知事は視察に行かれていますよね。ぜひそのときの感想をお聞かせいただきたいと思います。
 リハビリテーションセンターの先ほど写真を示しましたが、トイレがカーテンになっている、あの状態について、センターに患者さんを送っている病院から、あのトイレのドアが直らない限り患者さんを送ることはできませんと、そこまで言われているんですよ。ぜひ感想をお聞かせいただきたいと思います。
 最後に北総鉄道についてですが、いろんな不合理なことがあって県民に今高い運賃が押しつけられている、これが実態です。先ほども御紹介をいたしました。その中の1つ、千葉ニュータウンの鉄道の区間ですが、この部分だけ北総鉄道の経理事業報告を見ると、千葉ニュータウン鉄道区間については収入が32億円、ところが支出が42億円になっているんですよ。10億円も千葉ニュータウン鉄道区間だけで赤字になっているんですよね。この事実、知っていますか。とんでもない話ですよ。一生懸命運行しているのに、走れば走るほど赤字になる、こんな話があるでしょうか。ぜひお答えいただきたいと思います。

◯知事(森田健作君) 憲法についての御質問でございます。憲法についてさまざまな意見があることは承知していますが、憲法の問題については国会において広く国民的な議論のもとに検討されるべきと考えております。

◯説明者(遠山誠一君) 私のほうからは安全法制関係、オスプレイ、そして北総関係についてお答えをさせていただきます。
 まず、憲法がなぜ武力行使を禁じているかとのお話です。憲法9条にありますとおり、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求するためのものであると承知しております。
 それから、オスプレイの安全性の問題でございますが、ハワイでの事故に関しましては昨年11月、大臣から海兵隊副司令官のほうへ安全対策の徹底に万全を期すよう強く申し入れをしたところでございます。県といたしましても、県民の安全・安心を守る立場から徹底した安全対策を行ってほしいということで考えております。
 それから、北総鉄道の問題でございます。今、運賃の問題等々ございましたが、運賃問題を議論するに当たっては、同社が抱えている多額の長期債務があるということを充分踏まえて、北総鉄道自身が経営改善等に努めることがまず大事だと思います。また、我々も北総線の利用者をできるだけふやしていくという取り組みも重要でありますので、沿線市あるいは鉄道事業者などの関係者と一体になりまして、沿線の魅力を発信しながら、利用者の増加を図ってまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◯説明者(野田 勝君) 私からは県が建設工事の設計労務単価引き上げの目的などにつきましてお答えを申し上げます。
 建設工事での労務単価に関しては、毎年10月に国や各都道府県等が合同で対象工事を抽出し、公共事業労務費調査を実施しており、この結果をもとに設計労務単価を設定しております。繰り返しになりますが、公共工事設計労務単価は、公共工事の積算に用いるためのものであり、下請契約における労務単価や雇用契約における労働者への支払い賃金を拘束するものではございません。
 以上でございます。

◯説明者(古元重和君) 私からは東千葉メディカルセンターについての2問についてお答えいたします。
 まず、東千葉メディカルセンターの整備費の実績が県試案に比べて増額しているという件についてでございます。県試案に対する増額につきましては、東日本大震災の影響による資材の高騰、また、免震構造の採用などによる建設費の増加、開設準備における経費の増加などがその内訳でございます。
 続きまして、東千葉メディカルセンターにおきまして医療機器を開院後に10億円分整備する、また、IT機器をリースする、そういったことについての対応でございます。設立団体では、コンサルタントに委託をいたしまして県試案を検証した上で、設立団体の長などで構成する検討協議会での検討を踏まえて事業計画を策定されました。そして、平成22年に整備費用を128億円とする中期計画を策定いたしました。御指摘の費用につきましても、設立団体においてこのように施設設備整備の内容や収入、費用などについて精査した上で計画し、同センターを整備運営しているところでございます。
 以上でございます。

◯説明者(飯田浩子君) 千葉リハビリテーションセンターの施設整備等の現状認識についての御質問でございます。千葉リハビリテーションセンターは、施設設備の老朽化が進み、また、建物が手狭となっていると認識しております。必要な設備等の修繕については今後も実施してまいります。

◯丸山慎一君 私は知事にいろいろ聞いているんですよ、知事に。知事の感想を何で部長が答えるんですか、おかしいでしょう。大事なことはもう全く、9条も北総も建設労働者も一切答えない。県民の要望に全く背を向けていると、改めて感じざるを得ませんでした。こんな県政には絶対に県民の命と暮らしを任せるわけにはいかない。そのために、改善するために全力で頑張る決意を申し上げまして、質問とさせていただきます。