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唯一の知的障害者通勤寮の存続を(03/11/28)
知事(手前)に申入れる
関係者と小松実県議(右端)
 「千葉県の知的障害者の施設を残してほしい」と、千葉市花見川区にある畑通勤寮および畑生活支援センターの入所者保護者、施設のある地元町会関係者などが11月28日、約六千百人分の署名を添えて堂本暁子知事に申し入れました。
 同施設は千葉県社会福祉事業団の入所施設(飯野芳郎理事長)として1973年に設立され、通勤寮には、現在およそ30人が入所しています。
 県は財政難を理由に今年9月、事業団の「改革」試案を明らかにし、これらの施設の廃止をうちだしたため、地元自治会や入所者保護者会などが存続の運動を展開。日本共産党にも協力要請があり、小松実県議の紹介でこの日の申入れとなったものです。
 畑通勤寮は知的障害者が就労しながら社会的自立をめざすもので、県内では唯一の施設です。県も昨年2月県議会では「知的障害者の地域生活への移行に必要な施設」と述べていました。
 申入れに参加した入所者の保護者会会長は「働く力はあるが支援が必要な人が入所している。入所者の大半は、ここがなくなると誰からも面倒を見てもらえない方です。民間ではとてもできないこと、ぜひ存続してほしい」と涙ながらに訴えました。通勤寮のある地元の町会長を8年間務めた男性は「一緒に運動会やハイキングしたり、美化運動にとりくむなど、地域にとっても大切な施設です。これからも支えあっていきたい」と話しました。
 日本共産党は「現在の場所で、改善・充実をねがう障害者や家族の願いに応えるべき」と県議会でもとりあげてきましたが、この日、同席した小松実県議は「地域と共同で運営している心暖まる大切な施設。ぜひ存続を」と求めました。
 堂本知事は「県では障害者も就労できるように、障害者キャリアセンターを準備している、建物も古いので、寮を単独で残すかどうか、職員ともよく相談して検討したい」と答えました。